エコ

地球に優しいお菓子のパッケージ

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キットカット・ミニのプラスチック製パッケージを廃止したネスレ日本は折り紙をモチーフにした紙製パッケージに変更したことで、使用済みの包装紙をリサイクルする楽しさの方法を教えるだけでなく、年間数百トンも出るプラスチックの節約に貢献することになります。ネスレ日本は2025年までに100%リサイクル可能で再利用可能なパッケージのみを出す目標をかがけています。こうした地球環境に優しいパッケージは海外のお菓子製造会社も取り組んでいるので見てみましょう!

キットカット ソフトプラスチック製包装

Kit Kat recycled plastic wrap
キットカット ソフトプラスチック製包装

プラスチックを埋め立てに使われないよう、共通のビジョンを持つ企業連合と協力しソフトプラスチックを利用して、循環型リサイクルのループを作ることを目標に定めたネスレ オーストラリアは、リサイクル素材を使ったソフトプラスチック製で作られた包装を取り入れることで、原料であるプラスチックの使用量を1/3に削減することを可能にしました。ネスレ オーストラリアは「私たちは、ソフトプラスチックの問題を解決する道筋があることを証明しました。これをオーストラリア国内の地域や協議会で大きく進めるためには、政府、産業界、消費者の多大な努力が必要ですが、私たちは実現できると信じています。」と発表しています。

リッター・スポーツ 100%リサイクル可能な包装材

Ritter Sport 100%リサイクル可能な包装材

イギリスのリッター・スポーツ社は、オーストラリアのスーパーマーケットチェーン「Billa」と提携し、リサイクル率の低いチョコレートのパッケージングに紙製の包装材を取り入れました。この持続可能な包装材はミルクチョコレートと麻の実のフレーバーの「Schoko & Gras」に導入されました。リッター・スポーツ社は紙製パッケージの試作品をテストし、その後デザインなどを改善してきました。パッケージデザインは、自動包装工程、輸送、店頭での消費者へのアプローチなどを考慮して作られており、リッター・スポーツ社によると「ポリプロピレン製の単一素材のパッケージでは、材料やエネルギーを大幅に節約できており商品は完全にリサイクル可能で、特に重要なのは、製品の安全性と商品保護に関して当社の要件を満たしていることです。」と発表しました。

ネイチャーバレー リサイクル可能なプラスチックフィルム包装

Nature Valley Crunchy plastic film packaging
ネイチャーバレー リサイクル可能なプラスチックフィルム包装

包装用のプラスチックフィルムはゴミとして捨てられることが多いのですが、ネイチャーバレー社はこの状況を変えようと、プラスチックフィルムを使用した包装紙では初めて、How2Recycleによってリサイクル可能な「ストアドロップオフ」の指定を受けました。ネイチャーバレー社は、2025年までに100%リサイクル可能なパッケージにする目標を掲げています。ネイチャーバレー社は、リサイクル可能な包装紙の技術を他の食品ブランド製品に応用できるよう、あえて特許は取得しませんでした。

How2Recyleは、米環境NGO、Green Blueが運営するプロジェクト「Sustainable Packaging Coalition(持続可能パッケージ連合)」が展開するプログラム。アメリカ国内ではリサイクルマークの定義が統一されていなかったため、消費者が混乱しやすかった。そこでHow2Recyleプログラムが2008年にスタート、2012年に統一ラベルを完成。企業の自発的参加を呼びかており、アメリカでは大企業の50社以上が参加している。スーパーでリサイクル商品などを回収するプログラム「ストアドロップオフ」もその一つで、大手小売店も参加している。

How2Recycle公式サイト

今回は世界規模で問題視されている環境問題解決に向け企業努力をしている3社を紹介しまいした!
他にも様々なジャンルの企業がこの問題解決に向け取り組んでます。そういう会社の商品を優先的に購入し消費者としても問題解決に取り組んでいきたいですね!

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