海外での家の中では靴のまま過ごすと思われがちですが、スリッパに履き替えることが多く、スリッパの商品も充実しています。
パリを拠点とするトースティスは、子供用のヘッドウェアから高級ハンドバッグ、フットウェア、防寒具まで、魅力的な手作りのウール製品を専門としたブランドです。スリッパ製品も専門分野で、メリノウール製のホテル用スリッパも手作りで商品化されており、11種類のカラーバリエーションがあります。スリッパ全体はウールになっており、スリッパ底部分はスエードと天然ゴムのソールで滑りにく構造になっています。フット部分にはトースティスロゴが縫いこまれており、小さなフランス国旗がちょっとしたアクセントになっています。見ただけで履き心地良さそうなスリッパとすぐわかります。価格は160ユーロ(約2万1,000円)です。
アメリカのアウトドアブランドのグレイズ(GREYS)のスリッパはキルティングステッッチを施した丈夫なナイロン製で構成されており、破れや引き裂き、擦り傷などにしっかり対応できるようになっています。中部分にはウールになっており、上部分には中綿が入っているので、足にしっかりとフィット感を持たせて、快適な履き心地になります。屋外でも履くのにも十分に耐えられるようになっています。価格は98ドル(約1万円)です。ブーツタイプもあります。
フェンディのスリッパは「スリッパ」とは呼ばず、インドアシューズと呼び、スリッパをさらに進化させたものです。部屋で過ごす時間をよりラグジュアリーな気分を作ってくれます。かかと部分は折りたためるとスリッパ状態になり、かかと部分を立ているとシューズに変わるため、部屋での作業時はシューズ、リラックスしているときはスリッパ状態と単なる履くだけの存在になりません。レトロ調でモコモコした履き心地、履きやすさも追求した高級スリッパと言えるでしょう。価格は773ドル(約7万9,000円)です。
アメリカのシューズブランド「グレイツ(GREATS)」のスリッパは、フェイクファーを使い、性別を問わない配色のグレーとネイビーで、シンプルかつクラシックな形のスリッパです。耐久性のあるEVAインソールはサンダルなどにも使われており、保湿性のあるウールフェルトと肌触りの良いフェイクファーの裏地になっています。表面は保温性のあるウールフェルトと中部分は肌触りの良いフェイクファーになっています。奥行きもしっかりとしており、履き心地も快適なスリッパ構造になっています。
イタリアの高級ブランドのヴェトモンからは、モコモコスリッパコレクションとしてテディベアをモチーフにしたパンダとクマのデザインが発売されました。丸みを帯びたスリッパでロゴフラッグも付いており、スリッパの裏側は汚れないようにラバーソールになっています。足全体が包まれ暖かく保たれます。見た目も他の平凡なパンダデザインのスリッパよりもインパクトを与えるスリッパです。価格は20万7,000円です。
グッチから「テディベア・スライド」というネーミングの高級スリッパが発売されています。色はベージュ、ブラック、グリーン&レッドの3色があり、シューズ大部分はふわふわの素材で覆われており、フット部分にレザーパッチがついています。トップには大きくグッチのロゴがあり、自宅で高級気分に浸してくれる一品です。価格は980ドル(約10万円)です。
ハワイのデザインを取り入れているオルカイ マハナ(OluKai Manaha)のスリッパは、快適さと耐久性を考慮して作られており、アウトソールは外出時でも履けることができ、アッパー部分にはキルティング加工がされ、内部にはルーブ状のテリー織なって履き心地をさらに向上させています。スリッパは折りたたみ式のヒールになっているため、シューズにしたり、スリッパ状態もでき、様々なシーンに合わせて履くことができます。価格は120ドル(約1万3,000円)です。