世界中の企業が励むエコ活動 - Worldトレンド&レビュー

温暖化の問題でSDGsを取り組んでいる企業はたくさんあります。海外では日本国内の企業よりもかなり力を入れているのがわかります。リサイクル可能やサスティナブル商品など、ひとりひとりが少しでもエコ意識を持つだけでも大きな成果につながります。

スターバックス

カナダのスターバックスは9月末の世界コーヒーディの日に無料コーヒーを提供しました。無料コーヒーをいただくには再利用可能なカップを持っていくことが条件でした。再利用可能なカップのキャンペーンは、使い捨てプラスチックを削減するためのスターバックスが取り組んでいる活動のひとつです。

H&M

大手アパレルメーカーのH&Mのアップサイクルデニムコレクションで、サステナビリティへの取り込みを続けています。バギージーンズ、ルーズジーンズ、トラッカージャケット、オーバーサイズシャツ、バケットハットなど、全て100％リサイクル素材を利用したコレクションを発表しました。90年代のノスタルジーをイメージした環境に配慮したデザインになっています。リサイクルされた生地、糸、ラベル、ポケット、ジッパーまでの細部までアップサイクルされました。

GSK

世界的な製薬会社GSKのコンシューマー・ヘルスケアは、歯ブラシのハンドル、手先、パッケージにサスティナブルデザインを採用したオーラルケア製品を発表しました。歯ブラシの柄の部分は、持続可能な松、トウヒ、樺の木から採取された再生可能なセルロースと木質系バイオプラスチックが使用されています。歯ブラシの毛には100％リサイクル可能なひまし油が使われており、パッケージもリサイクル可能なセルロース製を採用しています。

Crafting Plastics / Office MMK

デザインスタジオのクラフティング・プラスチックとMMKは３Dプリンターで香りのするバイオプラスチックを使い、部屋を仕切るインテリアデザインのルームディバイダーをデザインしました。ルームリフレッシャーとしても機能できるよう、心地よいフレッシュウッドの香りにしました。バイオプラスチックは微生物によって分解される、環境に優しい次世代のプラスチックです。

クロックス

日本でも人気のフットウェアブランド、クロックスはすでに生産過程での二酸化炭素排出量削減に貢献しており、2030年まえにクロックスの靴１足あたりカーボンフットプリント（商品の原材料の調達から生産、流通を得て最後に廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算したもの）を50％削減することを目標にしています。今後もクロックスの商品は環境に優しく、高性能な商品を提供すると発表しています。

ハーレーダビッドソン

限定品ながらもハーレーダビッドソンの電動バイク「モッシュ/トリビュート」は、1903年に発売された初代モデルにインスパイアされ、レトロな雰囲気を醸し出しており、性能に妥協することなく、昔ながらの美しさを追求しています。ブラシレスのバイエルン製Brose S MAGモーター、ドイツ製シュワルベタイヤ、ブルックスイングランド製レザーサドルシート、ハンドルグリップを装備しています。529個のリチウムイオンバッテリーパックを搭載しており、使用状況に応じて56～170キロの走行が可能です。650台の限定生産となっています。

PUMA

プーマはサスティナブル・シューズボックスのデザインを導入しました。95％以上のリサイクル素材を使ったデザインは頑丈で、ダンボールや紙の梱包材をリサイクルされたものも導入しました。

LiquiGlide

テクノロジー企業のリキ・グライドの「エブリ・ドロップ」パッケージは、容器内の摩擦を減らすことで、化粧品の商品を一滴も残らず出すテクノロジーを開発しました。中身全て出すことで使用後の容器のリサイクルも容易になります。化粧品業界でこのパッケージを使うことで消費者に環境配慮のアプローチが可能と発表しています。リキ・グライドはすでに歯磨き粉チューブ、ケチャップなど最後まで綺麗に使いきれるパッケージを開発しています。