ディプティックは60周年を記念して、フレグランスショップの歴史にちなんだグラフィックキャンドルの新商品を発表
ディプティックの始まりは1961年、クリスティアン・モンタドル、デズモンド・ノックス=リー、イヴ・クエスランの3人の美術学生がパリのサンジェルマン地区にブティックをオープンしたことから始まりました。この店は現代のバザーのような雰囲気で、レストランの砂糖ホルダー、ロレーヌのガラス製品、インドの香炉など、世界中の小物や、トリオ自身のグラフィックな布地デザインを販売していました。ディプティックがキャンドルの生産を始めたのは1963年になってからで、地元のワックスメーカーから、自分たちの布地のデザインを引き立てる香りを作るアイデアをもらったのがきっかけでした。
ディプティックは、過去のデザインへのオマージュとして、専門デザイナーにキャンドルを飾る4つのジオマティックパターンの制作を依頼しました。それぞれのデザインは、「フィギエ」のインスピレーションを受けたイチジクの形を模した同心円状の楕円や、「バイエス」を構成するベリーに似た曲線が重なり合うなど、香りを視覚的に反映させることを目的としています。
キャンドルの中心には、いつものようにブランドのシグネチャーである楕円形の紋章が配置されています。創業者の一人であるデズモンド・ノックス=リートがデザインしたこの紋章は、古代ローマの兵士の盾にインスパイアされています。それぞれのキャンドルの中心にはキャンドルの名前が書かれており、ノックスリートが夢中になっていた暗号や単語ゲームを遊び心を持ってスクランブルで表現しています。
ディプティックでは初めて、ラベルに赤、緑、ピンク、青の4色のカラーリングを施し、周囲の黒と白のデザインを引き立てています。
60年以上にわたり、キャンドル作りの分野で最も愛されるディプティックの一つとしての地位を確立してきた歴史へのオマージュとして、遊び心のあるデザインが施されています。